お前も終わるのか…中銀カプセルタワービル
更新を怠っている間にニコンが日本国内でのカメラ製造を終了してました。こんばんは。
冒頭で書いたニコンのカメラ国内製造に続き、後世に残すべき遺産がまた一つ消えようとしています。
それが、昭和アート建築の代表とされる中銀カプセルタワービルです。
中銀カプセルタワービル
中銀カプセルタワービルは、銀座8丁目、首都高沿いに立っているカプセル型マンションです。
概要
- 竣工は1972年、老朽化のため10年くらい前から建て替え計画があったが一旦頓挫
- 2021年5月に解体計画のある業者に売却が決定したと報道
だいぶ後年によって建てられたビルに挟まれているも、そのデザインの奇抜さから一番未来的なデザインに見える中銀カプセルタワービル。約50年の間についた汚れのみがその古さを物語っています。
ズームで撮ると汚れ具合がよくわかり、一見すると廃墟のようにも見えますが一室だけ明かりがついているのがわかります。
まだ住人がいるとの話もありますし、撮影当時は1ヶ月単位で住むことができたマンスリーカプセルを行っていたので実際に利用されていた部屋だと思われます。
当初の計画ではこのカプセル一つ一つが取り外すことが可能で、新品のカプセルに交換することで老朽化に対応することが可能だったらしいのですが、一度も交換されることなく建物としての寿命が尽きようとしています。
見学ツアー
このビルの保存を目的としている団体のWEBサイトから、1回約45分で3,000円の見学ツアーを行っているらしいので興味のある方はぜひ応募してみてください。
総括
日付を確認すると2018年9月に撮影に行っているのですが、このときは解体については未決定の状態で、お恥ずかしながら3,000円は高いと感じたので見学への申込みはしていませんでした。
今現在8月中の申込みを募集しています。いつまで見学ツアーを開催しているのかはわかりませんが、もしかしたら私自身申込みをするかもわかりません。