初めてのレンズ清掃
神経を使いすぎると体調が悪くなることをこの歳で初めて知りました、こんばんは。
初めてのレンズ清掃
9月の終わり頃に私がカメラ好きであることを知った親戚の叔母さんから、数年前に亡くなった伯父さんのレンズを只で貰い受けました。
しかし、保存状態が悪くカビだらけのレンズでそのままではとても使用できる代物ではありません。しかし、小さい頃はたまに交流のあった親戚の伯父さんのものだったので、捨てるのは忍びない。かと言ってプロに清掃を依頼すると数万円かかることがわかったので自分で清掃することにしました。
清掃道具
左上から右に向かい順に今回清掃に使用した道具を紹介します。
シルボン紙
繊維がレンズに付着しにくい紙エタノールやレンズクーナーを染込ませてレンズを拭くのに使用
無水エタノール
レンズの清掃といったらこれ、ちょっと前までコロナの影響で価格が高騰、最近はコロナ前近くまで下がっては来ているようです。アマゾンで現時点の定価より数百円安いのを見つけたので購入。レンズ部分だけでなくレンズ周り全般の清掃に使用
部品入れ
レンズに使用されているネジや部品は非常に細かいのでなくさない用に購入しました。細かい部品が入れば何でも良いですがタミヤ製です
レンズクリーナー
レンズの曇り取り、カビも除去できると思います。レンズ部分の清掃のみならこれだけで十分かも
吸盤オープナー
カニ目ではないレンズリングをゴムの摩擦で回す道具
割り箸と輪ゴム
シルボンシを巻いて輪ゴムでとめると、少し前に世間を騒がせた某タレントの名前のついた棒のようになるので、奥のレンズもキレイにできます
ジャンク用コンパス
レンズを取り出す際に締まってるカニ目のレンズリングを取り出すために使用。昨今、中国製のカニ目レンチしか見つからなかったので、こちらを購入。焼きがしっかりしているので安い中国製のカニ目レンチより良いと思います
レンズサッカー
スポイトのようになっていて、吸盤でレンズを吸い付けて取り出す道具。直接レンズに触れると指紋や汗がつくのであると便利
ピンセット
プラモデル用のピンセット、小さい部品を掴むのに使用
その他使用したもの
精密ドライバー
これがないと、細かいネジは回せません
ゴム手袋
レンズはなるべく素手で触るのはよろしくないので使用、また鏡筒の中は潤滑油等で汚れているので直接触ると手が汚れたりします
レンズ清掃を終えて
今回、初めてレンズ清掃をしてみてわかったことは、清掃は1日1レンズにして置くこと(神経を使いすぎて反動がすごいことになりました)、壊れることを覚悟してジャンクレンズ以外はプロに任せたほうが良いということを学びました。
清掃が完了したレンズたち
この3つのレンズのうち、一番奥の単焦点以外のレンズはカビや汚れは取れたものの真ん中はいわゆるニコンのガチャガチャが壊れたと思います(Z6で使うのでガチャガチャが壊れても私としては問題なし)、一番手前のレンズは絞りのクリック感が弱くなり、ピント調節ががおかしくなりましたとさ。(ピントの不具合については現在調整中)
総括
本当であれば、当記事において分解清掃の手順を記載し記録に残すことで読者の役に立てればと思っていたのですが、3個のうち2個に不具合を出してしまったので手順を記載することはやめました。
前玉はともかくレンズの後ろ部分はピントリングや絞りに関する機構が備わっているため、分解はしないほうが良いです。やるとしても行う前に該当するレンズの分解動画やブログがあればそちらを確認してから行うことをオススメします。
情報がなかった場合は諦めるか、修理にだすか、壊れることを覚悟で挑みましょう。